Director "eri" profile

1983年NY生まれ、東京育ち。
1997年“立花ハジメと
Low Powers”(FOR LIFE RECORDS)のボーカルとして活動。
学生時代からビンテージワンオフブランド“CHICO”を手がけ、
2004年ファッションブランド“mother”を設立する。
2012年よりジュエリーブランド“VTOPIA”をスタート。
2015年に自身の父が1980年にアメリカで起業し
日本のヴィンテージショップの先駆けであった
「DEPT」を再スタートさせる。
現在原宿と中目黒に店舗を構える。
2016年新たにテーブルウェアブランド
"TOWA CERAMICS" をスタートさせた。

Prologue

私は古着屋の娘として生を受けました。
だからなのか自然とどんな服も古着と比べながら見たり、
発見したり、選んだりしてきました。
これは古着だったらもっと柔らかいなとか、
これは古着だったらこんな形が多いよなとか、
古着だったら…古着だったら…
といつも思考の最初にこの言葉がつく人生でした。
それはもちろん自分がお洋服をつくる時にも
唱えられ続けてきたもので、
私が作るもののコンセプトを教えてくれと訊かれたら
そのベースにあるのは"古着でみたことないもの、
古着で発見されたら面白そうなもの"をつくる、なのかなと思います。
このBRANDNEWOLDがスタートする時もやっぱり同じでした。
古着のデニム素材のものはごまんと星の数ほどあります。
様々な時代、形、素材、仕様、サイズ感…その数多の中で
将来私のような古着の買い手が
ふと手を止めて見てしまうようなものが
ここで作れたら面白いなと考えながら始まりました。
仕事柄、色んな時代の色んなデニムを日々みている中で
BRANDNEWOLDとして、やあ、こんなものが出てきたら
面白くて嬉しくて小躍りしちゃうなといつも想像しながら、
この新しいプロジェクトを育てていきたいなと思っています。

About material

マテリアルがデニムがメインだということも
自分にはとても面白いテーマで、
これほどまでに人類に愛され求められている素材は他になく、
国も年齢も性別も超えて手にされている
もっともパワフルな素材は今もそのニーズと共に
さらに開発され進化しています。
その生地たちと向き合うこともとっても楽しく刺激的で、
その技術力の高さや新しいテクノロジーが詰まった素材や、
ひとつひとつが手作業で行われるデニムに特化した
生地や製品の加工手法は日本が誇るクラフトです。
古着をみていて目を惹かれるものは
やっぱりいつもその素材や加工の面白さだったりします。
その時代が映し出されていて作り手のエネルギーを感じる。
BRANDNEWOLDのアイテムたちも職人さんの手で
命を吹き込んでもらっています。

About season 0

BRANDNEWOLDの準備期間の中で
このシーズン0を発表することになりました。
まずはベースになるシェイプやサイズ感を見つけていく作業。
ベーシックで美しいシルエットのストレートジーンズや、
私が大好きな80年代のハイウエストデニムのリプロダクト、
自分のブランドでつくっていたお気に入りのパターンを
デニムに置き換えたパンツなど、
私たちのスタンダードになるものをまずつくってみました。
写真家の蓮井元彦さんが撮ってくださったビジュアルは古着とスタイリングし、
私の倉庫で大量の古着に囲まれて撮影しました。
BNOのはじまりを予感させる美しい写真たちです。